映画「罪の声」実話はどこまで?実際の事件と比較してみた

2020年10月に俳優の小栗旬さん主演で公開された映画『罪の声』。

2021年4月23日にはブルーレイ&DVDが発売となります!

実際にあった事件をモチーフにしており、日本アカデミー賞など数々の賞を受賞した話題作です!

そこで、映画『罪の声』が実話なのはどこまでか、実際の事件と比較してみました!

映画「罪の声」は実話がベース!あらすじを簡単に

映画『罪の声』は実際にあった事件をモチーフに作られた映画です!

簡単にあらすじをご紹介します!

京都でテーラーを営む星野源さん演じる曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つけます。

見つけたカセットテープには小さいころの自分の声が録音されており、ノートには大量の英文と「ギンガ」と「萬堂」の文字が書かれていたのです。

それは、35年前に日本中を巻き込み震撼させた未解決事件『ギンガ萬堂事件』で犯人グループが身代金の受け渡しに使用した脅迫犯の音声と全く同じものでした。

その事件は、大手製菓メーカーの『ギンガ』の社長が誘拐され身代金の要求、『萬堂』をはじめ食品会社が毒物混入など数々の脅迫・恐喝されると同時に、警察やマスコミまでも挑発するといった日本の犯罪史上類を見ない『日本初の劇場型犯罪と言われていました。

一方で、小栗旬さん演じる大日新聞記者の阿久津英士は、昭和・平成の未解決事件を追う特別企画で『ギンガ萬堂事件』を任されます。

取材を重ねる毎日を過ごしていましたが空振りに終わる中、犯行グループがなぜ脅迫テープに男児の声を吹き込んだのか気になっていたところ、やがて運命に導かれるように曽根俊也と阿久津英士は出会い、ある大きな決断へと向かうのです。

映画「罪の声」が実話なのはどこまで?

簡単にあらすじをご紹介しましたが、映画『罪の声』が実話なのはどこまでなのでしょうか!?

元になった事件はグリコ森永事件

映画『罪の声」は37年前に実際に起きた『グリコ森永事件』をモチーフにして作られました!

『グリコ森永事件』とは、1984年(昭和59年)と1985年(昭和60年)に、大阪府・兵庫県を舞台に食品会社を標的とした企業脅迫事件です。

1984年3月、長男・次女と入浴中だった社長を銃で脅し全裸のまま江崎グリコ社長を誘拐して、社長の身代金として現金10億円と金塊100kgを要求する脅迫がありました。

誘拐事件を皮切りに江崎グリコに対して脅迫や放火を起こし、その後も丸大食品、森永製菓、ハウス食品、不二家、駿河屋など食品企業を次々と脅迫。

その脅迫に使われたテープには、少女や男児の音声によるものだったのです。

その他にも、1984年5月と9月、1985年2月に青酸ソーダ入りの菓子をお店に置いたり、ばら撒くと予告したり、マスコミ各社や警察を挑発した挑戦状を送りつけ、日本全国を不安に陥れた大胆な犯行は『劇場型犯罪』と名付けられました。

犯人と思われる「キツネ目の男」や青酸ソーダ入りの菓子をコンビニに置く姿を防犯ビデオに捉えられた「ビデオの男」などが目撃されましたが逃げられてしまったため、正体は分からないまま犯人は「かい人21面相」と名乗ったことから、『かい人21面相事件などとも呼ばれています。

そして、2000年2月13日に東京・愛知青酸入り菓子ばら撒き事件の殺人未遂罪が時効を迎え、『グリコ森永事件』全ての事件の時効が成立し、未解決事件となりました。

罪の声とグリコ森永事件の内容を比較してみた

映画『罪の声』と『グリコ森永事件』の内容を比較し、どこまでが実話なのかまとめました!

映画『罪の声』
・『ギンガ萬堂事件』・・1984年に大手製菓メーカー『ギンガ』の社長が誘拐され身代金の要求。
・『萬堂』をはじめ食品会社が毒物混入など数々の脅迫・恐喝。
・小さいころの曽根俊也の声(=男児の声)が身代金の受け渡しに使用された脅迫テープの音声と同じもの。
・「くらま天狗」と名乗り警察やマスコミを挑発。
・日本初の劇場型犯罪、未解決事件

『グリコ森永事件』
・1984年に大手製菓メーカー『江崎グリコ』の社長を誘拐して、身代金として現金10億円と金塊100kgを要求。
・丸大食品、森永製菓、ハウス食品、不二家、駿河屋など食品企業を次々と脅迫、青酸菓子ばらまき。
・その脅迫に使われたテープには、少女や男児の音声。
・「かい人21面相」と名乗り警察やマスコミを挑発。
・劇場型犯罪・未解決事件

映画『罪の声』は『グリコ森永事件』をモチーフにした作品とあって、事件の名前こそ違うものの一連の事件の内容や犯行手口などは全く同じようになっています!

ただ、実際には『グリコ森永事件』の脅迫テープに自分の声を使われて、いつの間にか事件に巻き込まれてしまった子供達については全くわかっていませんが、映画『罪の声』では「脅迫の際に使われた子供の声」に焦点を当てているので、映画ではフィクションとして事件直後の子供達の様子が描かれています。

そういった点は実話とは違っていますが、映画を見た人は、あたかも実際にそうであったかのような錯覚に陥るようです!

映画「罪の声」がアカデミー賞ノミネート!ネットの声は?

映画『罪の声』は、第44回日本アカデミー賞で優秀作品賞の他、優秀主演男優賞など11部門で12の賞に輝き最多受賞となりました!

2021年3月19日には『第44回日本アカデミー賞授賞式』が開催されるとあって、ネットでは注目の声が上がっています!

日本アカデミー賞受賞に対して「おめでとう!」という祝福の声がたくさん上がっていました!

また、「授賞式が楽しみ!」と授賞式で主演の小栗旬さんや星野源さんの姿を見られるのを楽しみにしているファンが多いようです!

まとめ

以上、映画『罪の声』が実話はどこまでなのか、映画と実話を比較しまとめました!

映画『罪の声』では、『グリコ森永事件』の事件内容や犯行手口などは全く同じように描かれていました!

ただ、「脅迫の際に使われた子供の声」に焦点を当てているので、実話ベースのフィクション映画となっています。

日本アカデミー賞での最多受賞作品ということで、見る価値は十分にありますね!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

カテゴリー: